うつ状態でもマネージャー昇格を期待されつつ退職したけど今思えば会社と交渉すればよかったかもという話

Essay

広告代理店で働いていたときのことです。入社面談のときに「マネージャーに興味ある?」と聞かれたので「興味はあります。ただプレイングマネージャーになるならできないと思います」と伝えていました。

私が入社したあと半年か1年で当時のマネージャーが退職しました。それでも私はマネージャーをやる気はありませんでした。手当があるからやるとかの問題ではなく、人生の時間を考えてです。

マネージャー会議なるものが毎日のようにありました。6時間にわたる激論が交わされるのが多いのだそうです。就業時間のうち6時間も会議にあててたら仕事にならないじゃないかと思うでしょう。

だからこの会社では就業時間の19時からマネージャー会議が始まるのです。

日中はプレイングマネージャーとして実務をしつつチームをまとめる役もあり、数字を達成する責任があります。もうくたくたです。仕事が終わる19時に開放されるかと思いきやマネージャー会議です。終電になることが多いそうです。

そんなマネージャーになってくれないかとオファーをもらっていました。同僚もマネージャーになってくださいよって背中を押してくれます。今思えばうれしくありがたいことです。

ただ結論から言うと、断りました。

理由は待遇がひどいのと家族生活が壊れるからです。加えてすでにうつ症状が出でいたからです。

何度か打診はあったのですが断りました。

しかし振り返ってみて今は、冷静にもっと交渉すれば良かったと思います。内容は単純です。

  • マネージャー会議には出席しない
  • プレイングマネージャーはやらない
  • マネージャーの役割に徹する

この交渉を受け入れてくれるかどうかは未知数ですが、あくまで交渉なので言ったもん勝ち。あとは相手が許容するかどうかだけ。

交渉していたら違った未来があったのかもしれませんね。より良くなるか悪くなるかは別な話ですが。

ただうつを患ってもいたのでそこまで思考が働かなかったことも要因です。なるべくしてなったのでしょう。

今は通院・投薬を続けながら個人事業主として、いくつかの事業で稼ぐために準備中です。兼業主夫として育児・家事もやっているので忙しいですが、勤めているときよりも自由度が高くて比較的ストレスが軽い気がします。

※ちなみに会社員をしていたときも育児・家事はやっていました。育児は今より軽め、家事は今より多めです。

画像生成AIのMidjourneyはディレクターやってた者からすると面白い」に書いたとおり作業自体はストレスがありません。この状態を保ちつつ、事業の柱を育てていくことが目標です。

私ももう40歳代なのでターニングポイントにきていると思います。折り返しはいかに楽しんで過ごすか。

すでにやすむらさきとしてやりたいことはあります。その為には学習や施策、仲間の協力が必要なのですが、困難な状況がすでに見えています。困難だからこそなのか逆にワクワクしています。

なんにせよお金が必要なので今は頑張って稼ぐこと。事業の柱を太く強くします。