ストックフォトコントリビューターとして成長しているか振り返ってみた話

Photografy

以前の記事「4本の事業を柱に自営業をやっているという話」にある事業のひとつ、ストックフォトについて、スタートしてから今までの経緯とこれからの展望をお知らせします。

私は「うつ状態でもマネージャー昇格を期待されつつ退職したけど今思えば会社と交渉すればよかったかもという話」にも書いたように、うつで退職しました。そのときに10年ちょい前にもうつにかかっていたことがわかりました。だから再発という状態でもあったのです。

その10年ちょい前のときは希死念慮もあったので、割と注意しないといけませんでした。精神科医からは最初はとにかく休むように言われました。そして徐々に回復してきたのですが、あるときプラモデルのような手順のハッキリしていることに取り組んでみてはどうかと言われました。

言われたとおりにプラモデルをやってみました。最初は新鮮な感覚で楽しめたのですが、10箱くらいやったときになんだかモヤモヤしてきました。物足りない感じがあったんです。

よくよく考えてみると「稼ぐ」ことがないのが原因でした。

妻と相談してみました。人と合わずにひとりで完結できて稼ぐことができること。欲を言えば今までの経験を活かせることはないものかと。

話し合った結果、ストックフォトをやってみようということになりました。

今までディレクターとして撮影に立ち会っていたことやウェディングで動画撮影していたことが経験値としてあったので、きっとそれを活かせるだろうと思ったからです。すでに妻が始めていたこともやり始める敷居を低くしてくれました。

機材はひと通り揃っていたので翌日からとりかかりました。最初のうちは写真だけに絞ってアップロードしていました。少し慣れてきた段階で動画も撮影してアップロードするようになりました。

しかしストックフォトに注力して、育児・家事がおろそかになっていました。だから優先順位を逆転させて、育児を1番、家事を2番、3番目にストックフォトをすることに軌道修正したのです。

当然、ストックフォトのアップロード点数は減りました。そこで家事を手抜きして、ストックフォトの時間をつくりだしました。小物などもいろいろ買っては撮影していましたが、やはりモデル撮影が売れやすいと知りました。

このころにAI画像生成の存在を知りました。「画像生成AIのMidjourneyはディレクターやってた者からすると面白い」にも書きましたが、調べてみたら画像生成がなんだか面白そうです。そして使ってみたいAIがmidjourneyだとわかりました。

即スタンダードプランで始めました。今ではひたすら人物が登場する画像を生成しています。私はAdobe stockshutterstockをやっていますが、AI画像生成を販売できるのはAdobe stockのほうだけです。しかも写真ではなくイラストとして販売します。

始めてから知ったことなので売れるか不安でした。グラフィックデザイナーだった妻に聞いたところ、実際の撮影かAI画像生成かとか、写真かイラストかとか、デザイナーはあまり気にしないそうです。いい画像なら即使うと聞き、ちょっと安心しました。さらにアップロードした生成画像が早速売れたので続けても大丈夫そうだと思えました。

こうして振り返ると、結構短期間で変化してきたなと実感します。初期に撮影していた画像を見ても変化や成長を感じます。初期の画像がひどかったということもありますが。

そして今ではプラットフォームにアップロードするストックフォトだけではなく、「フェイクばかりの時代だからポリゴン画像専門ショップを始めてみた話」にもあるようにPolygon Shopを始めています。今後はmidjourneyを使ってプラットフォームとショップの両方に画像をアップロードしていきます。そしてしばらく撮影していない動画も撮影してshutterstockにもアップロードしていきます。

Adobe stockもshutterstockもまだ1,600枚程度なので、まずは2,000枚を目指します。ショップはまだ100枚程度なのでとにかく枚数を増やして見直し、ダメな画像を間引くことを地道にやっていきます。