子どもが登園しぶり!?年長だけど気長に慣らし保育から始めよう

Essay

私は二児の父親です。ふたりとも同じ保育園に通っているのですが、最近、長女が保育園に行きたがりません。

保育園の先生に聞くと「登園しぶり」と言うそうです。学校の場合は「登校しぶり」と呼ばれます。今小学校ではこの登校しぶりが多くなっているそうです。長女はまだ未就学児ですが、しっかり登園しぶりになっています。

長女は別に保育園が嫌いなわけではないようなのです。前の晩には「明日は保育園に行く!●●ちゃんと●●して遊ぶ」とか「保育園でたくさんお絵かきしてくる」と登園する気はあります。

しかし翌朝になると保育園に行きたくない、親から離れたくないと泣きだします。保育園についてしまえばなんとか気持ちも変わるだろうと思いましたがダメでした。

困り果てて、保育園の先生と相談して、最初はとにかく長女の気持ちに寄り添おうということで、無理に保育園につれていくのをやめました。私が自営業で、妻が在宅勤務だったこともあり可能な対応方法でした。

2週間くらいして長女のほうから「保育園に行ってみる」と言い出しました。翌朝実際に保育園まで行けました。ですが、行っただけですぐに家に帰りたいと泣き出してしまうのです。

時折、保育園に顔を出すような状態がしばらく続いたところで、保育園の先生から短時間保育をやってみたらどうかと提案がありました。長女は年長クラスなのですが、ここへきて慣らし保育のスタートです。

最初はお昼ごはん前まで、次はお昼ご飯を食べ終えるまでという風に徐々に保育園に慣らしていきました。その間もクラスにいるのがつらくなったら保育園の事務所へ移動するかお迎えするかしていました。

娘を見ていると一歩進んで二歩下がるという印象を受けました。何か効果的な方法はないものか、変化させてみたらよさそうなところがないか考えていました。

そうしたら長女は夜型の生活をしていたのです。もともと夜寝ることがあまりできないほうだったので、それが日常化して大人と同じような時間帯に寝ることがほとんどでした。

だから子どもの寝る時間帯として21時から22時までには寝るようにしました。約1週間というところでしょうか。劇的に変わりました。

気持ちが弱弱しくダルそうな朝の様子だったのが、早寝するようになってからはハツラツとしていて機嫌もよさそうです。保育園にも積極的に自主的に向かうようになり、今では逆にお迎えの時間が少し早いと言われるほどです。通常どおりのお迎え時間なのですが。

大人もそうですが、子どもにとっては生活習慣を整えるのは大切です。長女には生活習慣の見直しが登園しぶり解消には効果的でした。ただ短時間でも保育園に行かせようと慣らし保育にしたことも大きかったと思います。

登園しぶりや登校しぶりが始まったら、保育園や学校に短時間でも行って慣らしつつ、子どもの衣食住や生活習慣など基本的なところに目を向けて変化させていくのがいいのかもしれません。

とは言っても、完全に登園しぶりが解消したわけではないので、今後もいろいろ手を尽くしていきたいと考えています。